心をこめ手伝ってくれた妹たちの手作りおせちは、結婚前の最高のプレゼント

年齢、40歳の女性です。私にとってのおせち料理の思い出は、まだ独身で実家暮らしの頃の話です。

今から14年前になりますけども、その時のことはハッキリと覚えていて、お正月になると思い出します。私の結婚が決まり、実家で家族(父親、母親、妹2人、弟)と水入らずで過ごす最後のお正月のことでした。

手作りおせちを初めて手伝う妹2人の姿に、しみじみと感慨深くなる

毎年12月30日は、母親と私とで一緒におせち料理を手作りしていました。しかしその年だけ、いつもは食べる専門の妹2人が、1度もやったことのないおせち作りの手伝いをしてくれたのです。

「お姉ちゃんは、今年はいいからゆっくりしててね!」と言って慣れない様子でしたが…。一生懸命に母親から教わりながらおせち料理を手作りしていました。

その時に、私は「あ〜、私が結婚して実家を出たらこうやって妹たちがこれからは母親と一緒に毎年おせちを作るんだなぁ…」って考えてたら何だか急に寂しくなってしまい、少しだけうるっとしましたね。

4時間以上かかった妹の手作りのおせちは、味は薄いけど愛情たっぷり

元旦の朝には家族6人が揃ってお雑煮と、おせち料理を囲みました。お煮しめは妹2人の合作で、めんつゆの味でしかもかなり薄味でしたね。私の大好物だということもあってか、これだけは母親にも教わらずに妹たちだけでレシピを見ながら試行錯誤しながら作ってくれました!

ゴボウとレンコンはガジガジとした食感で、とっても硬かったです。けれども、私のために4時間以上もかかって、一生懸命作ってくれた愛情が本当にたくさんつまっていたので、凄く嬉しかったです。

このときのお煮しめの味も、おせちの味も忘れられません。お昼くらいから、父親、母親と私はお酒を一緒に飲みながら、母親と妹たちが作ってくれたおせちをつまみました。

手作りおせちをつまみながら、妹からはサプライズの手紙をもらい号泣

私が小さい頃のアルバムをみたり作文を読んだりして、一瞬小さい子どもに戻ったような気持ちにもなりました。私の結婚式まではあと3ヶ月で、実家を出るのはあと1ヶ月でした。

元旦は何も言わないつもりでしたが、サプライズが起こりました!妹たちと、弟から手紙を渡されたのです。その場で直ぐに読みましたもう、ダメです…嬉しくて嬉しくてまた、寂しい気持ちもいっぱいになってしまい、自然と泣けてきました。

普段なら絶対に泣かない私ですが、このときばかりは大号泣しました。それにつられて、妹たちや父親も大号泣しました。弟は泣くのをこらえているのがわかりました。

母親は気丈にいつも通りにしていましたが一言、「いつでも帰っておいでよ」と。本当に家族みんなの愛情をたくさんもらった、私にとって一生忘れられない思い出です。今は妹2人も、弟も結婚してママ、パパになりました。元旦には毎年、全員で実家に集まります。

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