おせちの紅白なますと栗きんとん作りが大変!中学生には辛い作業

40代後半の女性です。25年ほど前、年末のある日、仕事激変を持っていた出勤前の母から、おせちの重箱に入れるための「紅白なます」を作るので、大根とニンジンを千切りにしておくようにと頼まれました。「あなたの台所仕事はいつも丁寧だから、お願いね」と言われた私は、その期待を裏切らないようにとしっかり気を入れて、いつも以上に丁寧な千切りを目指して頑張りました。

大根と人参を千切りしすぎて右手が硬直

紅白なますが好きな家族のために、量もたくさん作ったのです。一心不乱に作業をしている間はまったく気付かなかったのですが、すべて切り終えてから、包丁を握り続けた私の右手がすっかり固まってしまっていることに気付きました。作業を終えた途端、今まで感じもしなかった強い痛みをもって手首から肘までが硬直しています。

あまりの痛みと、夢中になりすぎて自分をいたわりながら作業する気遣いができなかったことに対する情けなさで、涙まで出てしまいました。帰宅した母は私の作った千切りを見て喜んでくれ、期待通りの結果を見せることが出来たことに頑張った甲斐を感じることはできましたが、今でもおせちを作る時期になると当時の自分の一途さを思い出します。

栗きんとんの裏ごしが大変、レンジ活用でおせち作りが激変

そもそも、私が初めておせち料理作りを体験したのは中学3年のときです。高校受験を控えた年末、気分転換にと栗きんとん作りを母に申し出て、レシピを見ながら初めて作りました。サツマイモを裏ごしするのに随分と苦労したのを覚えています。

そして、大人になったある日、新聞の家庭欄で「電子レンジで作るおせち」という記事を見つけました。栗きんとんとゴマメの作り方が載っていました。それまではお店で買うことが多かったのですが、添加物もなく、安心出来る手作りのおせちもいいなと思って軽い気持ちで試してみました。

すると謳い文句の通り、簡単かつ市販品に勝るとも劣らない美味しさで、とても得した気分になりました。記事は切り抜いて保存し、今でも年末になると取り出して来て作っています。数年前、おせち作りはどうしてる?と友人同士で話題になったときにこの記事の話をし、作り方を教えてあげました。

年明けに、その友人から「とても美味しく出来て家族にも喜ばれた」と聞かされたときは私も嬉しかったです。その新聞の切り抜きは、今の新聞に比べると文字がとても小さく、時代を感じさせます。現在までに重ねた年数の分の思い出も重なって、古びた小さな切り抜きは捨てられないものになっています

カテゴリー: おせちの思い出